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Updated: 21時間 31分前

ジェイテクト、ステアリング事業でソフトウェア開発の体制を強化

2019年04日21日(日)

 ジェイテクトは、自動運転対応など高度化する技術ニーズに応える、電動パワーステアリング(EPS)の電子関連部品の開発強化を目的に、本年4月に組織を改正した。新規性のある開発アイテムの増加などにより、ソフトウェア開発の一層の増員を計画している。

 同社のこれまでの自動車部品のソフトウェア開発拠点である花園事業場 技術開発センター(愛知県岡崎市)に加え、東刈谷事業場(愛知県刈谷市)でのソフトウェア開発を本年夏からの稼働開始を予定している。

 自動運転化対応、ステアバイワイヤなどの新規システムに対応するため、機能安全設計、冗長設計、サイバーセキュリティ対応など、EPSの技術ニーズはより高度化し、ユーザーにそのニーズは多様化してきている。

 これを受けてジェイテクトでは本年4月、EPSのソフトウェア開発組織の見直しを行い、モデルベース開発、AUTOSAR対応などに基づくEPS固有の組み込みソフトウェアを開発する新規部署を増設した。ソフトウェアのシステム要求から単体設計・評価、システム評価に至るまでのV字プロセスを一気通貫で集約して開発を実施する。

 また2019年度以降100名規模の増員を計画しており、開発拠点の拡張が必要となり、花園事業場に加え、本年夏からは東刈谷事業場を新たなソフトウェア開発拠点とすることを計画している。

 今回の拠点拡張により、自動運転対応技術開発、MCU内製化などを進め、一層の商品力強化を推進していく。加えて各職場の働く環境の改善を進め、社員のモチベーション向上と生産性を高め、創造性を高める職場づくりと働き方改革を推進していく。

 EPSのソフトウェア開発の人員は、2019年以降100名規模の増員を予定しており、花園事業場、東刈谷事業場、グループ会社のジェイテクトIT開発センター秋田、それぞれの拠点でユーザーのニーズに応えるソフトウェア開発を行っていく。

 また、欧州、中国、インドなどの海外の開発拠点のグローバルマネージメントや新会社J-QuAD DYINAMICSとの連携により、自動運転社会に対応するステアリングシステムを開発していく。

花園事業場/東刈谷事業場/ソフトウェア開発風景

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やわらか3D共創コンソーシアム、1周年記念シンポジウムを開催

2019年04日12日(金)

 やわらか3D共創コンソーシアム(会長:古川英光 山形大学教授)は4月5日、東京都港区のキャンパス・イノベーションセンター東京で、同コンソーシアム設立1周年を記念してシンポジウムを開催した。

 冒頭、ビデオレターで開会挨拶を行った山形大学 小山清人学長は「この1年で古川教授のアイディアに対して大変多くの企業が賛同し、参画していただいている。多くの企業が3Dプリンターのプロジェクトに興味を持っていただいていることは、山形大学にとっても非常にありがたいことだと思っている。山形大学としても3Dプリンター関連の研究を支援してく所存である。また、国からも評価されておりJST(科学技術振興機構)などを通して支援していただいている。さらに、一般の方々にも関心が高い。コンソーシアムがより良い成果を上げて一般の社会に実装していただけるように希望している。また、世界に抜きん出た研究成果を期待している」と述べた。
ビデオレターで挨拶をする小山氏

 続いて、来賓挨拶として日立製作所 研究開発グループ 技師長の佐々木直哉氏(元SIP革新的設計生産技術担当 プログラムディレクター)が「2014年に内閣府のSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)が開始して、その一テーマとして古川先生のデザイナブルゲルが採択され、様々な成果を出してきた。SIPは従来の国のプロジェクトと違い、実用化・事業化が求められる。厳しい審査の中、最終的には12テーマが採択され、3Dゲルプリンターという代表的な成果として上がってきた。SIPの特徴は国プロの枠を超えて様々な企業と交流・連携をしていくことにある。これから国のプロジェクトのやり方も変わっていくと思っているが、基本的にはプロトタイピングを色々な方に使っていただいて成果を出していくのが大事なのではないかと考えている。その代表的な例として、やわらか3D共創コンソーシアムが始まったと理解していただきたい。コンソーシアムが基本的な技術のつながりだけでなく、ものづくりや製品につながるような活動を期待している」と来賓挨拶を述べた後、以下のとおり講演が行われた。
来賓挨拶をする佐々木氏

・「やわらか3Dで目指すシンギュラリティ」古川英光氏(山形大学 教授)…同コンソーシアムの設立からこれまでを振り返り、マジョット・ヘディ氏のデザインによるロゴマーク策定の経緯や昨年4月に開催されたキックオフシンポジウムについて、古川氏の発案で7月5日~6日に山形で行われた「第1回合同部会~15年後の3Dプリンティングビジネスを共創しよう~」と題したワークショップについて紹介した。また、造形したものから動く物体をつくるという概念の4Dをロボットやセンサーに活用する流れにあることを受けて、2018年8月に米沢で開催した「第1回4Dマテリアル&システム国際会議(4DMS)」で同コンソーシアムのメンバーが発表したことを報告、3Dや4Dといった概念の学術研究が盛り上がりを見せていると解説した。さらに、同コンソーシアムの取組みとして昨年11月に行われた「やわらかものづくり研究会」を紹介、インダストリー4.0の変遷や3Dチョコレートのつくり方、3D技術による歯科医療の変化などについての発表があったことを報告した。今後のコンソーシアムの活動としては、「食品、医療、ゲル、モビリティ、ロボットの五つの部会活動の中に、自身が所属する山形大学 ソフト&ウェットマター工学研究室が取り組んでいる様々なプロジェクトを連携させてオープンイノベーションを進めていきたい」と展望を語った。
講演をする古川氏

・「青の錬金術師」塚本雅裕氏(大阪大学 教授)…ジェットエンジンのタービンブレードや切削工具、鉄鋼ロールなどの金属製品に対して耐摩耗、耐食・防錆、耐衝撃、硬度向上などの表面特性を付与する技術として、高品質・高機能・高密度および低熱影響で実現するレーザーコーティング技術について紹介した。同技術は、ヘッド中心から原料粉末を噴射し、そこに複数のレーザー光を照射することで溶融凝固して皮膜を形成するプロセス。講演では、中心から噴射する原料紛体を複数のレーザー光で加熱し、被膜を加工することで溶融池を作らずに被膜をつくることができると解説。溶融池を作らないため、母材への熱影響が少なく皮膜の希釈率も低くすることができ、皮膜が薄く高品質な膜を形成することができるという。このプロセスで使用するマルチレーザーの加工ヘッドをヤマザキマザックの工作機械に提供し、2016年に製品化されたという。また、中小企業向けに小型の加工装置を開発し、ドリル刃先やギヤなどの微細部分の補修を高精度に行えることなどを紹介した。
講演をする塚本氏

 講演終了後は古川氏をファシリテーターとして、佐々木氏、塚本氏、田中浩也氏(慶應義塾大学区SFC 研究所 所長/環境情報学部 教授)、榊 良祐氏(dentsu/OPENMETALS founder)、中谷光男氏(MAKErs SENSE 代表)、川上 勝氏(山形大学大学院理工学研究科 機械システム工学専攻 プロジェクト准教授)をパネリストに「やわらか3Dで〝もの〟シンギュラリティを起こすには」をテーマにパネルディスカッションが開催された。
パネルディスカッションのもよう
参加者一同

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ジェイテクトの歯車式LSDがルノーのメガーヌ R.S. カップに搭載

2019年03日01日(金)

 ジェイテクトが生産する歯車式LSD(リミテッドスリップデフ)TORSEN(トルセン) Type-Bの新設計品が、本年3月に発売予定のルノーの「メガーヌ R.S. カップ」に搭載される。同駆動製品技術によって車両の旋回性と安全性の向上につながることが評価された。

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内閣府 やわらか3Dものづくりアイデアソン、優秀賞表彰式が開催

2019年02日26日(火)

 内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的設計生産技術」やわらか3Dものづくりアイデアソン(特定のテーマについて多様性のあるメンバーが集まり、対話を通じて新たなアイデアの創出やビジネスモデルなどの構築を図る形式のワークショップ)西日本大会および東日本大会の各優秀賞の表彰式が1月30日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開催された「nano tech 2019 第18回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」内で執り行われた。

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エボニック、2021年稼働ポリアミド12複合製造施設の建設を推進

2019年02日14日(木)

 独エボニック社は、新しいポリアミド12(PA12)複合製造施設を建設するための基本エンジニアリングを計画通り昨年末に完了し、プロジェクト実施フェーズに突入した。同製造施設は2021年の上半期に稼働する予定。

 同社はドイツにおいてこれまでで最大規模である約4億ユーロを投資し、ポリアミド12の総生産能力を50%以上増強する。増設されるポリマーおよびその前駆体の製造設備は、ノルトライン=ヴェストファーレン州のマール・ケミカルパークに建設され、既存のポリアミド12製造プラントを補完することとなる。

 エボニックのハイパフォーマンスポリマー事業部の責任者であるラルフ デュッセル博士は、以下のとおり語っている。「このプロジェクトは特別な挑戦。エボニックのエンジニアリング部門では約80人の技術者がこのプロジェクトに取り組んでいるほか、各サブプロジェクトに細やかに対応するため世界規模の著名な技術サービスプロバイダーと契約した。建設現場は現在稼働している工場のすぐ近くに位置しており、特別な安全基準が伴うため、建設中のエリアに加えて、建設用コンテナー、材料倉庫、事前組立のために、それぞれ充分なスペースを確保しておかなければならない。マール・ケミカルパークは、この厳しい基準にも対応している。新工場の稼働後には、50年以上の歴史を持つ既存設備とともに、製品供給に貢献していく」と。

 ポリアミド12は耐久性があり、金属部品よりもメンテナンス頻度が少なく、軽量化に貢献できることから、自動車産業、原油およびガスパイプライン、3Dプリンティングなどの有力な成長市場において幅広く使われている(日本国内ではダイセル・エボニックが供給)。エボニック社 リソースエフィシエンシー部門の責任者であるクラウス・レティッヒ博士は「この投資で分かるように、エボニックはスペシャルティケミカルへ引き続き注力していく。特殊用途に使われる高機能樹脂ポリアミド12は、エボニックの注力分野の一つであるスマートマテリアルの成長エンジンという、重要な面を担っている。加えてポリアミド12から製造される製品は、エネルギー効率において非常に優れている」と述べている。

ポリアミド12およびその前駆体を製造するための追加の設備は、ノルトライン =ヴェストファーレン州のマール・ケミカルパークに建設され、既存の生産工 場を補完する

フェローテック、オートモーティブワールドでペルチェ素子と磁性流体の新技術を提案

2019年02日05日(火)

 フェローテックは1月16日~18日に東京都江東区の東京ビッグサイトで開催された「第11回オートモーティブワールド」に出展、自動車向けのペルチェ素子(サーモモジュール)および磁性流体の新技術について、動態展示を含めて紹介、ペルチェ素子と磁性流体の適用による各種のメリットを提案した。

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ジェイテクト、レアアースの使用を抑えた重希土類フリーモータの開発に成功

2019年01日27日(日)

 ジェイテクトは、重希土類を用いないことでレアアースの使用を抑え、さらに独自の技術で製造工程を簡略化し、製品性能を向上させた埋込磁石型モータ(IPMモータ)を開発した。本年1月から、自動車部品用アクチュエータ向けに同社 東刈谷事業場(愛知県刈谷市)で生産を開始している。

 焼結磁石を用いた表面磁石型モータ(SPMモータ)には、実用化されている磁石の中で最も磁力の強いネオジム磁石に、耐熱性と保磁力を向上させるジスプロシウムを添加したものが使用されている。このジスプロシウムは全17種類のレアアースの内、世界的に希少で分布が偏在している重希土類に分類され、鉱物資源として利用するには軽希土類元素に比べて安定調達・材料コストの観点でリスクを抱えている。

 そこでジェイテクトでは2011年から、ネオジムとジスプロシウムを使用しないモータの開発に着手した。その結果、焼結磁石を用いたSPMモータと同等の高出力・低トルク変動を誇り、かつネオジムとジスプロシウムを使用しない重希土類フリーのボンド磁石を用いたIPMモータの開発に成功した。

 開発品にはネオジムとジスプロシウムを使用せず、重希土類フリーで安価なサマリウムを原料としたボンド磁石を採用した。これにより、重希土類の調達リスク回避と安定供給を図る。

 ボンド磁石の利点である成形自由度の高さを活かして、表面積を大きく取れるU字形状に磁石を埋め込んだIPMモータとし、ロータ形状にU字埋め込み形状を採用することで、限られたスペースでの磁石表面積を大幅に増加させ、焼結磁石と同等のトルクを達成した。

ロータ形状

 製造工程では、磁場成形金型設計と性能解析手法によって、独自の射出成形技術を生み出すことに成功し、着磁率・配向率の向上によって信頼性を高めることができた。そのうえ、従来の6工程から自社内完結の2工程にすることで生産性向上も実現した。

製造工程

 以上の特長より、ボンド磁石の成形自由度を活用した独自の金型設計を確立したことに加えて、磁石先端形状の最適化を実現したことで、ロータコアへの供給磁場の向上とボンド磁石の流動経路の磁場を向上させ、「モータのトルク向上」とIPMモータでは世界最高レベルの「トルク変動の低減」を達成した。

砥粒加工学会、2/28に先進テクノフェア(ATF2019)を開催

2019年01日17日(木)

 砥粒加工学会( https://www.jsat.or.jp/ )は2月28日、東京都板橋区のハイライフプラザいたばしで、「先進テクノフェアATF(Advanced Technology Fair)2019」を開催する。会場を例年の大田区産業プラザPiOから板橋区の「ハイライフプラザいたばし」に移し、学会のさらなる活性化と板橋区ものづくり関連企業との情報交換の場とする狙い。

 2019年の企画としては、ATF恒例の「講演会」、「卒業研究発表会」、「砥粒加工学会推薦:全国製造業20社による業界説明会 in 東京」、「通常総会」、「技術交流会」に加えて「板橋区連携企画(仮)」が開催される予定。

 今回の講演会テーマは「高機能化加工技術が切り拓く ものづくり日本の未来」で、精密加工の新分野への展開、光学部品についての素材から加工そして応用までの先端技術について各分野の第一線で活躍の講師が講演を行うため、今後どのように先端加工技術を展開すべきかについて有益な知見を得ることができる。

 併催の「卒業研究発表会」はポスターでの研究成果発表で、ATF参加者も聴講が可能。また、ものづくりに興味のある学生向けの「砥粒加工学会推薦:全国製造業20社による業界説明会 in 東京」は、学生とものづくりに関わる企業とをマッチングする企画となる。製造業に関わる企業への就職を希望する学生の就職活動の手助けに、あるいはキャリア選択やキャリアデザインを考えるきっかけとなることが期待される。

講演会:
『ピコ精度加工と機能創成加工が拓く高付加価値製造技術』東北大学 厨川 常元 氏(砥粒加工学会会長)
『注射針を超平滑に研削する新プロセスの考案~機械加工を医療分野へ展開する難しさ~』理化学研究所 大森 整 氏
『ニコンにおける光学材料の開発動向について』ニコン 新坂 俊輔 氏
『キヤノンにおける加工技術の開発動向について』キヤノン  中川 英則 氏
『オリンパスにおける内視鏡の開発について』オリンパス 辻 善文 氏

・日 時:2019年2月28日(木)10:00~17:20 (技術交流会17:30~19:30) 

・会 場:ハイライフプラザいたばし(東京都板橋区板橋1-55-16) 
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/045/045352.html

・交 通:JR埼京線「板橋」駅西口より徒歩1分,都営地下鉄三田線「新板橋」駅A2出口より徒歩3分

・申し込み方法:砥粒加工学会WEBサイトより登録
https://www.jsat.or.jp/ATF2019_technofair_20190228

・参加申込期間:2019年2月1日(金)

・講演会参加費用:
 会員 事前申し込み12,000円、当日申し込み13,000円
 非会員 事前申し込み20,000円、当日申し込み20,000円
 学生会員 無料
 学生非会員 6,000円

・技術交流会
 事前登録 一般(会員を問わず)5,000円、学生(会員を問わず)3,000円
 当日参加 一般、学生6,000円

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自動車工業4団体、新春賀詞交歓会を開催

2019年01日11日(金)

 日本自動車工業会(自工会)、日本自動車部品工業会(部工会)、日本自動車車体工業会、日本自動車機械器具工業会の自動車工業4団体は1月7日、東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで、「2019年自動車工業団体新春賀詞交歓会」を開催した。

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“やわらかい物質”と計測・評価の技術情報誌「月刊Soft Matter」1月号「特集:自動車におけるソフトマターの適用」が1/7に発行

2019年01日10日(木)

 “やわらかい物質”と計測・評価の技術情報誌「月刊Soft Matter」の第10号となる2019年1月号が1月7日に小社より発行された。

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フェローテックセラミックス、さらなる成長に向け事業を強化

2019年01日08日(火)

 フェローテックホールディングス( http://www.ferrotec.co.jp/ )傘下のフェローテックセラミックス( http://www.ft-ceramics.co.jp/ )は、昨年12月12日~14日に開催された「SEMICON Japan 2018」に出展、現在の主要顧客である半導体分野だけでなく、広範な産業分野での適用拡大を目指して、二つのキーマテリアル、ファインセラミックスとマシナブルセラミックスの新技術を紹介した。

「SEMICON Japan 2018」展示のようす

 同社は、高純度で優れた特性を備えたファインセラミックスと、精密・微細加工が容易であるマシナブルセラミックスを関西工場と石川工場で製造。近年は石川県に開発センターを設立し、新市場開拓に向けた製品開発を推進している。

 ファインセラミックスは半導体製造プロセスで要求される高純度・高剛性・高精度や一般産業機器分野で要求される耐摩耗・耐熱・耐薬品性を有する。特に同社の高純度アルミナはマイクロ波透過性が良好なことから、半導体製造プロセスにおけるプラズマ処理装置のチャンバー内部品に用いられるほか、高純度が求められるウェハー搬送用部品などに用いられている。

ファインセラミックス部材の一例

 一方、マシナブルセラミックスは機械加工が容易に行えるセラミックスで、高精度・高品質の製品を短納期に提供できるのが特徴である。特に半導体製造プロセスでは、低熱膨張で機械的強度にも優れるマシナブルセラミックス「ホトベールⅡ」が、検査装置の部品に採用されている。

 穴径35μmの貫通孔を位置精度高く形成することが可能であり、角穴形状の高精度加工技術も確立している。また、静電気防止マシナブルセラミックスも開発し、静電気の放電対策用途として拡販中である。

静電気防止マシナブルセラミックス

 同社 経営企画室長の池永 寛氏は、「現状当社製品の主な市場である半導体分野は、短期的にはやや減速感があるものの長期的にはIoTやビッグデータ、自動運転などの新需要で成長が見込まれる。今後は①試作品の短納期対応や高純度アルミナ材料のより一層の特性向上でファインセラミックスの市場占有率を向上させる、②『中国製造2025』の重点分野の一つ「次世代情報技術」で大幅な成長が見込まれる中国の半導体分野でマシナブルセラミックスの新市場を開拓する、③日本国内のみならず海外のグループ会社のグローバルネットワークを活かして、医療や光通信、一般産業機器など半導体以外の新規分野を開拓する」とさらなる成長に向けての考えを語った。

■フェローテックのセラミックス製品をさらに知るには
http://www.ft-ceramics.co.jp/

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フェローテック、自動車におけるサーモモジュール・磁性流体の適用を拡大

2019年01日08日(火)

 フェローテックの進めるオートモーティブプロジェクトでは、グローバルでの自動車分野でのニーズを収集、燃費向上につながる自動車の軽量化や、電動化、自動運転化などに取り組む自動車業界に対し、サーモモジュールや磁性流体の新しい適用を提案、電気自動車(EV)用途を中心に、すでに市場から多くの反響を得ている。ここでは、自動車分野における同社製品技術の現状の適用と今後の展開について話を聞いた。

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