NTN「低トルクローラリフタユニット」 NTN( http://www.ntn.co.jp )は、軸受部の回転トルクを最大30%低減する「低トルクローラリフタユニット」を開発した。同品は自動車直噴エンジンの燃料ポンプ駆動部に適用される。
従来のリフタユニットはカムとの接触部がすべりのタイプが主流だが、自動車メーカーでは摩擦損失低減のためローラを転がり軸受(総ころ仕様)としたタイプの採用が増加しているという。しかし総ころ仕様の転がり軸受は、ころ同士の接触により発熱や回転トルクが増大するなどの課題があった。
同社では、ころ同士の接触を防止する保持器付仕様の採用により、総ころ仕様のリフタに対して回転トルクを最大30%低減するとともに、回転速度36,000min-1の高速対応を実現する軽量ローラリフタを開発した。軸受鋼の結晶粒微細化および浸炭窒化処理を組合せた複合熱処理技術など長寿命化技術やFEMなどの解析技術を駆使し、リフタの必要強度を確保しつつ10%の軽量化を実現した。
直噴エンジンは、空気のみをシリンダ内に吸入·圧縮し、燃料ポンプで高圧化した燃料をシリンダ内に直接噴射することが特長。ローラリフタユニットは、直噴エンジンの燃料ポンプ駆動部において、ローラがカムとプランジャの間で回転することで摩擦抵抗を低減し、よりスムーズな動作を実現する部品。