NSK、工作機械用高防塵ボールねじと高速・長寿命化を両立した同主軸用玉軸受を開発

 日本精工( http://www.jp.nsk.com )は、工作機械用の高防塵ボールねじ「X1シール付きボールねじ」、高速・長寿命化を両立した工作機械主軸用軸受「シール付き高精度アンギュラ玉軸受小径サイズ」を開発した。同ボールねじをラインナップに加えて高速工作機械用ボールねじ全体で2013年度に50億円、同玉軸受単品で2011年に4億円の売り上げを目指す。

NSK「X1シール付きボールねじ」NSK「X1シール付きボールねじ」 「X1シール付きボールねじ」は、従来射出成型機で使用されていたグリース密封シールの技術をさらに発展させ、工作機用として開発したもの。シール先端のリップ部をナットの外側に傾けた高防塵シールとナットの内側に傾けたグリース密封シールを併用している。防塵性能としては異物通過量が標準仕様に比べ1/30以下に低減し、グリース密封性能は標準仕様に比べ約3倍向上。この機能向上により工作機械の長寿命化、環境負荷低減に貢献する。また、ねじ軸と接触するシール先端のリップ部の形状最適化や接触抵抗の少ない特殊樹脂材料の使用により、低トルクと高いシール性能を両立した。これらにより工作機械の高速化と高精度化が図ることができる。販売は来年4月から。

NSK「シール付き高精度アンギュラ玉軸受小径サイズ」NSK「シール付き高精度アンギュラ玉軸受小径サイズ」 「シール付き高精度アンギュラ玉軸受小径サイズ」は、これまでのラインナップになかった工作機械主軸用アンギュラ玉軸受の内径6~25mmの小径サイズのシール付きタイプ。非接触シールと低振動な保持器を専用設計し、同社専用グリースを封入した。これまでオイル潤滑でしか実現できなかった高速回転を可能とし、オープンタイプに対して1.5倍の長寿命化を実現。グリース潤滑の特長である環境・省エネに貢献する。また、予めグリースが封入されシールで密封されているため、取扱いが楽で作業性に優れているほか、大気中への軸受潤滑オイルの飛散がないなどの特徴を備えている。販売は本年11月から。