NSK、自動車向け電装モータ用として静音性能を長期間維持する軸受を開発

NSK「静音長寿命軸受」 日本精工(NSK、 http://www.jp.nsk.com )は、自動車向け電装モータ用として静音性能を長期間維持する「静音長寿命軸受」を開発した。同社は、拡大している自動車向け電装モータ市場で本製品の拡販を図り、同品の売上として2015年にグローバル市場で20億円/年を目指す。

 これまで電装モータ用軸受では、レース音や保持器音、シール音など内部設計の最適化により静音化技術を高めてきた。今回は、現行グリースの音響寿命劣化度合いを半減させるグリースの開発により、高温下においても静粛性を長期間維持する軸受を開発した。同社が行った音響耐久試験結果では、新グリースの音響上昇率は、現行品の50%となったという。

 同品の主な特徴は以下のとおり。

  1. 静音長寿命化の実現
    従来の静音グリースの耐熱性や防錆性などを向上し、潤滑不良による軸受の音響劣化(ノイズ)を従来品に比べ半減させた。
  2. 焼付き寿命の向上
     耐熱性の向上により、軸受の焼付きまでの寿命を、従来に比べ約1.6倍に向上させた。
  3. 基本性能の維持
     トルク性能や気密性など、従来からの基本性能は損なわない。