NTN、潤滑の信頼性向上とコンパクト化を実現した工作機械主軸用軸受を開発

NTN「エアオイル潤滑省スペース高機能アンギュラ玉軸受」NTN「エアオイル潤滑省スペース高機能アンギュラ玉軸受」 NTN( http://www.ntn.co.jp )は、工作機械主軸用として新たに外輪に設けた給油穴から、直接軸受内部へ潤滑油を供給する「エアオイル潤滑省スペース高機能アンギュラ玉軸受」を開発した。

 工作機械の主軸には、高速・高剛性化のほか、さまざまな加工条件でも安定した加工とコンパクト化が求められる。主軸用軸受の潤滑方法の一つであるエアオイル潤滑では、微量の潤滑油を圧縮空気によって軸受に隣接する軸受間座(以下、間座)とその給油穴を経由して軸受内部に噴出させるため、小型化や潤滑油の停留、騒音に課題があったという。

 同品は、軸受間座の給油穴が不要となるため、間座幅寸法を縮小し、主軸のコンパクト化が可能。また、直接軸受内部へ潤滑油を供給することで、潤滑供給状態の変動を抑え安定した潤滑油の供給と騒音の抑制を可能とした。さらに、外輪の油溝と給油穴の最適設計および給油穴の両側にOリングを設置することで、軸受外径面からの油漏れを防止する。軸受間座内の配管経路が不要となることで、潤滑の供給損失も減少し、潤滑油量や空気量の削減、供給装置の小型化にも貢献する。