シェフラー、ドイツで風力発電用の大型軸受試験設備の本運転開始

 シェフラーは、約2年の設計・建設段階を経て、風力発電用の大型軸受試験設備の本運転をドイツのシュヴァインフルト工場で開始した。この試験設備では、最大15t、3.5mの大型軸受を包括的なシミュレーションプログラムを使って、実際と同じ風力発電条件下でテストできる。これにより、同社は風力タービンの開発期間の短縮、設計プロセスの信頼性の向上、風力タービンのコスト効果および安全性の向上に大きく進展が望めるとしている。

 再生可能エネルギーのさらなる発展のため、シュヴァインフルトにある同社の開発拠点に約700万ユーロという多額の資金を投じ、この大型軸受試験設備をシェフラー独自の技術で設計、組立、設置が行われた。

 新しい試験設備は主に、数MW級の風力タービンのロータ軸受支持部のテストに使われる予定。システム全体、影響を及ぼす要因、風力タービンのドライブトレインの相互関係の理解がさらに深まり、軸受の摩擦の低減、設計の安全性の向上が期待される。さらに、テストでは、風力タービンの運転および保守、最適な隣接構造に関する情報、アドバイスを得ることができるという。試験設備は、ギリシャ神話の4人の風の神の父タイタンにちなみ、「Astraios」と名付けられた。