NSK、特殊熱処理などの採用により寿命が約4倍の自動車用円すいころ軸受

NSK「長寿命WQTF円すいころ軸受」 日本精工(NSK、 http://www.jp.nsk.com )は、特殊熱処理などの採用により従来比約4倍の長寿命化を達成した自動車用の円すいころ軸受「長寿命WQTF円すいころ軸受」を開発した。同品の売上として2018年で20億円の売上を目指す。

 同品は、変速機の効率向上に伴う軸受使用環境の過酷化に対応しながら、摩擦損失を約4割低減させた。重量も約2割低減したことから、自動車の燃費向上に貢献する。転動体は材料成分の最適化と特殊熱処理の採用により表面層を強化、これにより従来比約4倍の長寿命化を達成した。さらに軸受鋼に特殊熱処理を施すことで、従来品に比べて、静的強度(耐圧痕性)を2割高めた。

 自動車用円すいころ軸受は、大きな荷重が負荷される部位に、幅広く採用されており、燃費改善のため、自動車用変速機の小型・軽量化が要求されている。小型軽量化を達成するためには、異物環境下におけるころがり疲れ寿命の延長と静的強度(耐圧痕性)を両立することが求められていた。