NSK、釣り具リール空転時の摩擦を90%低減したローラクラッチを開発
日本精工(NSK、 http://www.jp.nsk.com )は、釣具ベイトリール用「超低摩擦ローラクラッチ※1」を開発した。これにより、リールで糸を巻き取る際の空転時の摩擦を従来比で90%低減させて操作性を向上、加えて巻き心地を向上させた。同社は同品により2012年に1億円の売上げを見込んでいる。
※1 ローラクラッチ:リールを巻き取る際の逆転防止機構に使用。リールを巻き取る際にはローラが空転し、逆に糸を引き出す際には、ローラが外輪のクサビ面に入り込み、軸と外輪が一体となることで一方向にだけ確実にロックする。
同品の主な特徴は以下の通り。
- 空転時の摩擦を「従来品比90%低減」
同品は、ローラクラッチのスプリングを片持ち形状とし、スプリング板厚、幅、高さを最適化することで、十分なバネストロークを確保した上で、リール巻き取り時の負荷抵抗となるバネ力を低減した。同品の採用により、軽い力で巻け、さらには、魚の食いつきによるリールの軽微な糸引き(当たり)を確実なロック機能によりキャッチする。 - 優れた防錆性能
外輪に防錆処理を施し、スプリングにはステンレス鋼を使うことで、洋上や海岸など厳しい使用環境下においても信頼性を確保している。 - リール製造工程での組立ての簡素化
外輪の外径に特殊な溝形状を設けることで、ハウジングに軽く圧入するだけで回り止めが可能となっている。これにより、リール製造時の組立ての簡素化も可能としている。


