日本精工、低NRRO、低発熱実現の工作機械主軸軸受用新保持器を開発

 日本精工は、工作機械主軸用軸受ロバストシリーズに適用可能な新保持器「SURSAVE(サーセイブ)」を開発、同保持器を採用した超高速アンギュラ玉軸受をラインナップした。2018年に5億円の売上を目指す。

 工作機械において生産性向上、環境対応が望まれる中で、工作機械主軸用軸受には高精度、高速回転と、環境配慮型の設計が要求されている。

 回転精度では、1回転ごとの振れ(回転同期振れ RRO)はもちろんのこと、1回転ごとに繰り返しのない振れ(回転非同期振れ NRRO)を小さくする要求が特に強まってきている。同時に、一層の高速・低発熱化への強いニーズがある。

 同社では、高速回転、低発熱、高剛性の点で通常の主軸用軸受よりも優れているアンギュラ玉軸受ロバストシリーズをすでに販売しているが、今回、このロバストシリーズに適用可能な新保持器として、高速回転時のNRROの半減、発熱20%低減を実現した高い性能を有するSURSAVEの開発に成功した。

 工作機械のNRROを低減することで加工面品位の向上に、発熱量を低減することで熱変位を抑制し加工精度の向上に貢献する。特に、工作機械による金型や歯車の加工面品位の向上や高精度加工に高い効果があるほか、高速性能が向上することで加工の効率化に効果がある。
日本精工