NTN、大阪大学に次世代協働研究所を9月に開設

 NTNは、新規事業の創出と技術革新の加速を目的に、本年9月に大阪府吹田市にある大阪大学大学院工学研究科に、「NTN次世代協働研究所(仮称)」を開設する。設置期間は9月1日~2020年3月31日。

 同社は2015年4月~2018年3月までの3年間にわたり、中期経営計画「NTN100」に取り組んでいるが、2018年3月に迎える創業100周年を機に、基盤事業と新事業領域の一層の拡大、成長を目指し、トライボロジー技術など基盤技術の強化に加えて、次世代電気自動車や自然エネルギー、医療機器など、次の100年を支える新事業展開の加速を目的に、ベンチャー関連も含めた市場の固有技術との融合、大学研究機関の最先端技術の取込みなど、さらなる変化を模索している。

 この取組みの一つとして、2016年8月から同社の独自技術となる微細塗布装置を用いた革新的な人工三次元細胞組織の構築について、大阪大学と共同研究を実施。創薬や再生医療への適用を目的に、同大学のiPS由来細胞を用いた細胞積層化技術と、微細塗布技術を融合させることで、三次元細胞組織の開発を目指している。三次元細胞組織は、新規薬剤の開発、再生医療だけでなく、疾患発症機構の解明などへの貢献が期待される。

 同社では今回、一層の連携強化による価値創造を加速させる目的で、大阪大学の協働研究所制度を活用し、同大学内に「NTN次世代協働研究所」を新たに開設する。「NTN次世代協働研究所」では、新規事業創出と技術革新を加速させる。次世代電気自動車や自然エネルギー、医療機器などの分野で中長期の研究開発戦略に基づき、NTNの基盤技術と大阪大学が有するAI、IoTなどの最新技術との融合、あるいは知の集積により、新たな価値創造を目指していく。

 同社では、「NTN次世代協働研究所」の開設を通じて、最先端技術を有する大阪大学との産学連携を強化し、次世代新規事業の創出に向けた研究開発に取り組むほか、次世代の人材育成の場にも活用していく考えだ。