シェフラーとアウディ、フォーミュラEのパワートレイン開発で協力

 シェフラーとアウディは、ABT Schaeffler Audi Sportチームの母国であるドイツ、ベルリンでのラウンド中(6月10日~11日)に、3世代のフォーミュラE(電気自動車)レースカーに向けたパワートレインの開発において、2019/2020年シーズンまでの3年間の技術協力契約を締結した。パートナーシップには、パワートレインの電動モータ、サスペンション、パワーエレクトロニクスの共同開発が含まれる。

 シェフラーは電気自動車レースシリーズに当初から参戦、2015/2016年シーズンからは、チームABTのパートナーとしてドイツ唯一のフォーミュラEレースカーのパワートレインを設計、開発、製作している。フォーミュラEレースカーの次世代のパワートレインの基本コンセプトは完成しており、部品の一部についてはすでにテストが行われている。

 シェフラーはフォーミュラEに当初から技術サポートとして貢献しているが、公道用の電動モビリティのパイオニアでもある。最近では、同社の電気自動車向け部品の開発チームの規模は倍になり、レースから得たノウハウをプロジェクトに直接利用している。シェフラーは現在、スタータジェネレータから48Vシステム、ホイールハブモータ、電気軸まで、パワートレイン全体を電動化する幅広い製品を提供している。

 同社はさらに、雨よけルーフ付き4輪車であるバイオハイブリッド、都市向け電動キックボードなど、未来のモビリティ社会のための電気自動車コンセプトを開発している。シェフラーCEO代理兼CTOのペーター・グッツマー氏は「当社は、フォーミュラEへの参戦により、電動モビリティ環境とシステムの理解を深めている」と語っている。

シェフラーベルリンePrix開催中の契約締結の様子。左から、ピーター・メルテンス氏(アウディAG技術開発担当取締役)、アレハンドロ・アガグ氏(FIAフォーミュラE CEO)、ペーター・グッツマー氏(シェフラーCEO代理兼CTO)