三共製作所、モータコアの生産性を向上させる次世代型送り装置

 三共製作所は、プレスラインの高速化を高度に実現する送り装置「Variaxシリーズ」に、プレス用サーボフィーダ「OPUS Ⅰシリーズ」と、モータコア転積金型駆動装置「Servo-dex EVRシリーズ」を追加した。電気自動車やハイブリッドカーなど、モータを主・補助駆動源とする自動車の生産量が増加していることを背景に、高精度・高効率モータの生産性向上に寄与する製品として販売を行っていく。

 「OPUS Ⅰシリーズ」は、モータコアの生産性を向上させる次世代型送り装置として世界最速のmax180m/minを誇るプレス用サーボフィーダ。材料を送る駆動ロールは、高性能サーボモータと一体構造とし、サーボモータ駆動は独自カム曲線を採用し歩留まりを向上させるとともに、上下両ロール駆動構造とすることで薄板や軟材の送りもスムーズに行うことができる。
三共製作所「Variax OPUS Ⅰシリーズ」Variax OPUS Ⅰシリーズ

 「Servo-dex EVRシリーズ」は、高品質なモータコアを効率よく製造するためのモータコア転積金型駆動装置。モータコアの生産で打ち抜いたコアを同一方向に積み重ねると、材料の板厚誤差が生じたり磁気に方向性ができる。これを防ぐ転積積層技術に高速、高トルクで金型転積角度やスキュー角度を自由に設定できるようにした。OPUS Ⅰシリーズとともにモータ製造ラインに組み込むことで、高速化と高品質化を両立でき、モータコアの生産性向上に寄与する。
三共製作所「Servo-dex EVRシリーズ」Servo-dex EVRシリーズ

 両シリーズは予防保全や診断機能を備えIoTに対応するほか、大型モニターを搭載し制御の操作性にも配慮している。IEC(国際電気標準会議)規格に基づく設計、制御の5カ国語標準対応により、世界各地で活用できる。また、同社は中国や韓国、タイ、アメリカなど主要国にカスタマーサービス拠点を展開しており、サービス・メンテナンス体制をグローバルに提供することができるという。