ジェイテクト、低空転トルク一方クラッチの開発を完了

 ジェイテクトは、逆転防止機構に用いられる「一方クラッチ」において、空転時のトルクを従来比1/5と大幅に低減した製品を開発した。50万個/年の販売を目指す。
170911ジェイテクト01: 一方クラッチの外観170911ジェイテクト01: 一方クラッチの外観

 一方クラッチ」は様々な分野の機器・装置の逆転防止機構に用いられる軸受の一種。

 逆転防止機構は、逆回転時に動力伝達を切断するのと同時に、正回転時には極力エネルギーロスを少なくして動力を伝達する必要があり、一方クラッチの空転時の抵抗(空転トルク)が動力伝達に大きく影響することから、空転トルクの低減が求められている。

 このニーズに応えるためジェイテクトでは今回、一方クラッチのばねの形状(板厚、幅、長さ)を最適化することで、確実なロック機能を維持したまま、正回転時の空転トルクを従来比1/5に低減した一方クラッチを開発した。

 また、ばね材質にステンレス鋼を使用し、高い耐久性を確保。

 さらに、外輪はプレス加工を採用することで従来よりも肉厚を薄くし、保持器には金属材ではなく、樹脂材を採用することで軽量化に成功している。

170911ジェイテクト02: 一方クラッチの構造170911ジェイテクト02: 一方クラッチの構造