NTN、2018年“超”モノづくり部品大賞 モビリティー関連部品賞を受賞

 NTNは、モノづくり日本会議/日刊工業新聞社主催の2018年“超”モノづくり部品大賞において、「超低フリクションシール付玉軸受」でモビリティー関連部品賞を受賞した。

181005NTN受賞商品の「超低フリクションシール付玉軸受」

 受賞した商品は、独自形状の超低フリクションシールを採用し、従来品(接触タイプシール品)より回転トルクを80%低減したトランスミッション用軸受。従来品はシール部の接触により、回転時に発生する引き摺りトルクの発生が課題だったが、本商品はシールリップのすべり接触部に円弧状(半円筒状)の微小突起を等間隔に設けたシールを採用することで軸受内に有害な硬質異物の侵入を防ぐとともに、非接触タイプシールに匹敵する低トルク効果を実現した。シール周速の向上も実現し、EVやHEVといった高速回転性能が必要とされる用途にも適用が可能。

 本商品の特長は以下のとおり。

1)回転トルク:80%低減(同社従来品の接触タイプシールとの対比)
2) 異物潤滑下寿命:5倍以上(同社従来品のシールなしタイプとの対比
3) シール周速:50m/s以上(同社従来品の接触タイプシールとの対比で2倍以上)

 今回の受賞では、極めて簡潔な方法で形成された独自形状のシールを開発し、シール付軸受でありながら、開放形軸受と同等レベルまで回転トルクを低減したことが評価された。また、従来品のシールと同様の成型方法で量産性に優れ、今後市場での採用拡大が期待されることも評価され、低炭素社会の実現に貢献する商品として今回の受賞につながったもの。