日本精工、高効率モータ用軸受を開発、 軸受の損失を6割低減

 日本精工は、損失を低減させた軸受を開発した。世界の電力消費の4割を占める産業機械向けモータの消費電力を削減する。同社では本製品の売上として、2025年に売上45億円を目指す。
180928日本精工

 世界的な環境保護意識の高まりに伴い、あらゆる産業分野でCO2の削減や消費電力の低減が、進められている。特に、産業機械に使用されるモータは、主にポンプ、送風機、圧縮機など様々な機械を駆動しており、世界の消費電力量の4割以上を占めていると言われている。このため、世界各国で産業機械向けモータの効率向上を義務付ける規制が導入されている。

 軸受による損失は、モータ消費電力の1%程度と少ないものの、その波及効果が大きいことから、一層の損失低減が期待されている。

 これに対し同社では、独自開発の専用グリースを使用し、その量を最適化することにより、回転時のグリースの攪拌抵抗を減らし、損失を6割低減した。また、プラスチック保持器の採用により、最大8割という大幅な損失低減を可能にしている。

 同時に、独自開発の専用グリースにより、従来品に比べ回転時の軸受内部の摩耗が抑えられることから、2.7倍以上という寿命延長を可能にした。