ジェイテクト、自動車スライドドア用高耐食軸受が各種車両で採用

 ジェイテクトは腐食環境に適した新しい軸受を開発し自動車のスライドドア用軸受として販売を開始、すでに様々な車両で採用されている。

kat19030101: 自動車スライドドア用高耐食軸受kat19030101: 自動車スライドドア用高耐食軸受

 近年、自動車の室内空間拡大への要求が高まっていることから、スライドドアのレールが車両の外側に取り付けられる傾向にある。スライドドアにはドアをスムースに開閉するために軸受が使用されているが、レールが車両の外側に取り付けられることによって軸受が雨水等の外部環境に晒され、錆が発生しやすくなるため耐食性の向上が大きな課題となっていた。

 こうした課題に対してジェイテクトでは2016年に、被水環境下での発錆を抑制して耐久性を向上させた新しい軸受を開発した。開発品は、従来材料(SUS440C相当)と比較して15倍以上の耐食性を持ち、大幅な性能アップを実現している。

 また、通常、材料の耐食性を向上させた場合、背反として強度・耐久性の低下が懸念されるが、本開発品は材料成分を適正化することで、耐食性を向上させつつ従来材料(SUS440C相当)と同等の強度・耐久性を実現している。

19030102: 耐食性試験結果19030102: 耐食性試験結果

 本開発品は現在、日本国内の車両を中心に採用され腐食環境でのドアのスムースな開閉を実現、自動車ユーザーの快適なドライブに貢献している。