日本粉末冶金工業会、新年賀詞交歓会・工業会賞表彰式を開催

 日本粉末冶金工業会(JPMA)は1月21日、東京都港区のインターコンチネンタル東京ベイで、「平成31年 新年賀詞交歓会」を開催した。

kat19030106挨拶する井上JPMA会長

 当日はまず井上洋一会長(ファインシンター社長)が挨拶に立ち、「昨年中国・北京で開催された粉末冶金の国際会議World PM2018では中国の若手エンジニアが多数参加、中国の勢いを実感したが、中国をはじめとする新興国のエネルギッシュな追い上げは目を見張るものがある。過酷さを増すグローバル競争を勝ち残るべく、戦後の経済復興を成し遂げた勤勉・実直な国民性に立ち返って、地に足をつけて最高品質・性能の製品を市場に供給していくことで、粉末冶金業のさらなる活性化を図りたい。同時に先人の功績をリスペクトし将来に向けて新たなことにチャレンジすべく、自らターニングポイントを作っていこう」と語った。

 続いて、粉体粉末冶金協会の林 哲也会長(住友電気工業 常務執行役員)は「政情や自動車に代表される市場の変化など先行き不透明な中では、粉末冶金業会を担う、明るく元気で質の高い人材育成がキーとなる。一方で、人が集まる魅力的な業界となるよう、競争力の高い新技術による新市場の創出を図るべく、工業会と当協会という粉末冶金製品を支える両輪の連携を推進していきたい」と挨拶した。

kat19030107挨拶する林JSPM会長

 また、来賓の挨拶に立った経済産業省 製造産業局 素形材産業室長の岡本繁樹氏は、①経産省が2月5日に開催する型管理適正化に向けた企業・業界の取組みの紹介などを行う「未来志向型・型管理シンポジウム」への参加、②中小企業庁が公正取引委員会と連携して実施している「金型に係る取引の調査」への協力、③東日本大震災と原子力災害によって失われた福島県の産業復興のため当該地域の新たな産業基盤の構築を目指す「福島イノベーション・コースト構想」への支援、を呼びかけた。

kt19030108挨拶する経産省・岡本氏

 当日はまた、「平成30年度工業会賞」の表彰式が行われ、以下のとおり表彰された。

kat19030109新製品賞・デザイン部門を受賞したポーライト「内径公差1μmの焼結含油軸受」の表彰のようす

<新製品賞・デザイン部門>
・ポーライト「内径公差1μmの焼結含油軸受」
・ファインシンター「多段テーパ形状の新世代HV車用駆動部品」
・ポーライト「二輪ABS油圧制御ユニット用偏心ブッシュの焼結化」
・ポーライト「医療用シリンジポンプのリードスクリューナットの焼結化」
・ファインシンター「型潤滑レス低コスト高密度スプロケット」

<奨励賞>
・住友電気工業「ターボエンジン用電動ウェイストゲートバルブギヤ部品の開発」
・住友電気工業「ガソリン直噴機構部品圧力センサーホルダーの開発」

 また、JPMAでは、「環境自主行動計画」に基づき毎年フォローアップ調査を製品製造会員に実施し、CO2と廃棄物の削減に取り組んでおり、環境活動の推進が今後重要な位置づけとなっていくとの観点から、「平成30年環境賞」として以下の表彰を実施した。

<廃棄物総排出量削減部門>
・ナパック