日本精工、過酷な使用環境に適応する圧延機ワークロール用軸受を販売開始

 日本精工は、製鉄設備に使用される圧延機ワークロール用軸受「長寿命・耐水グリース密封型四列円すいころ軸受」の販売を開始した。新開発グリースを採用することによって、過酷な使用環境により軸受内に水が浸入する場合において、寿命延長が可能となる。また、長寿命化により軸受の製造・廃棄する際に発生するCO2 の削減を図るとともに、設備の稼働率向上、メンテナンスコストの削減に貢献する。

kat19042005: 圧延機ワークロール用軸受kat19042005: 圧延機ワークロール用軸受

 製鉄設備の圧延機ワークロール用軸受は大きな荷重を受けた状態で、高速回転で使用され、かつ高温で更に水、鉄粉が混入するなど過酷な環境で使用されます。特に冷却水が軸受内に浸入し潤滑不良を起こし、早期損傷(はく離、焼付き、錆など)が発生する場合がある。その対策として密封設計とともに水混入侵入の影響を最小化するグリース技術を活用した製品開発を進めてきた。

 特徴は以下のとおり。

1. 密封設計および負荷能力最大化
 (1) 密封化により水浸入の抑制及びメンテナンスに使用するグリース使用量を削減
 (2) 軸受内部の設計最適化により定格荷重(負荷能力)を最大化

2. 潤滑性能の向上(耐水グリースの開発)
 (1) グリース組成の最適化により、軸受の軌道面ところの間に、厚い油膜と保護膜を生成させ金属接触を防ぐ
 (2) 特殊添加剤の配合により錆の発生を防止

 本製品は過酷な水環境下における寿命を最大化。ワークロール軸受の実働時間が8ヶ月未満の寿命に対して16ヵ月以上(2倍以上)を達成する。