イグス、6軸ロボットの確実なデータ伝送を実現する3次元動作用イーサネットケーブルを開発

 イグスは、厳しい条件下で稼働する6軸産業用ロボットの迅速なデータ伝送を確保するため、最大捻回角度±360°の可動ケーブル「チェーンフレックス イーサネットケーブル CFROBOT8.PLUS」を開発した。

kat19061801可動ケーブル「チェーンフレックス イーサネットケーブル CFROBOT8.PLUS」

 大規模な生産現場では現在、産業用ロボットが採用される場面が多く、プロセスの自動化を実現し、企業のコスト効率性の向上に貢献している。国際ロボット連盟(IFR)の予測では、製造業の自動化推進に向けて、2020年には世界中で300万台を超える産業用ロボットが稼働すると見込んでいる。それに伴い、ロボット同士やロボット軸、制御系統、上位システム間の確実なコミュニケーションに対する要求も高まってきている。

 将来的には産業用イーサネットケーブルが優勢になる可能性が高いことを踏まえ、イグスでは、高負荷の3次元動作に対応し、ロボット部品間の確実なデータ伝送を担うイーサネットケーブルの開発に5年以上も前から取り組んできた。最大捻回角度±360°で耐久性に優れる新しい可動ケーブルは、市場で欠けていた領域をカバーする製品として、ドイツ・ニュルンベルクで開催された「SPS IPC Drives展」で発表された。

 今回開発された可動ケーブルCFROBOT8.PLUSは、広さ2750㎡のイグス試験施設において実施された、3次元動作用ケーブル保護管「トライフレックスR」内での1500万サイクル以上の捻回テストにおいて、イーサネット通信の電気特性が問題なく機能することが確認されている。耐用年数を評価する試験は現在も継続中で、さらに数年間をかけて最終結果を出していく予定。

 イグスでは、「当社では30年以上にわたり可動ケーブルを開発し、業界最大規模の施設でテストし続けている。可動ケーブル「チェーンフレックス」はケーブル保護管「エナジーチェーン」内での可動用途専用に設計され、年間20億サイクルのテストが行われている。電気系テストは140万を超える。今後も、エナジーチェーン専用の可動ケーブルで業界をリードしていく」とアナウンスしている。