住金物産( http://www.sumikinbussan.co.jp )は、セラミックス粉末およびその成形品製造のイスマンジェイ( http://www.ismanj.com )に資本参加を行うとともに、同社が開発したシリコン合金「メラミックス」製のベアリングボールの日本および海外における独占販売契約を締結し、住金物産の販売ネットワークを活用して、ベアリング業界およびその関連業界に対し安定供給を行っていく。
イスマンジェイが開発した「メラミックス」は、金属シリコンを主材料に窒素、酸素、アルミニウムで構成された合金で、特殊鋼とセラミックスの両特性を兼ね備えた新素材。軽量(比重3.2/鉄の40%)で、特殊鋼(構造用鋼)と同等ないしはそれ以上の強度と従来のセラミックスにはない剛性を有すとともに、非磁性・非電導性で、耐熱性(1,500℃)にも優れたもので、自動車部品や産業用など幅広い用途に活用ができるという。
新開発の制御型燃焼合成装置でシリコンと窒素、酸素、アルミニウムのみを原料として、エネルギーを使わず直接合成後、超微細化したもので、その製品は、超微細化粉末を水と混合しコンパウンド化した上で真空押出成形機により成形し、常圧窒素雰囲気連続焼結機にて焼結する。
住金物産は、メラミックスの軽量、高強度、非磁性などの特性を活かし、国内外のベアリングメーカーに対し、一般産業用小径(4~5mm)から風力発電用大径(約50mm)のベアリングボールおよび粉末を販売し、初年度20億円、3年後には30億円の販売を計画している。さらに、自動車部品などへの用途開発にも取組み、新規事業として育成・拡大していく。