NTN、タイに自動車向け商品の生産第2拠点を新設

ピントン工場(右)とNTPT(左)の完成予想図ピントン工場(右)とNTPT(左)の完成予想図 NTN( http://www.ntn.co.jp )は、東南アジア地域における自動車需要の拡大に対応するため、タイで2番目の生産拠点として、ピントン工業団地(チョンブリ県)に工場を新設、同時に日本国内の協力メーカーと鍛造・旋削の合弁会社を設立する。CVJやハブベアリングなど自動車向け商品の生産能力を増強するとともに、インドなどを含めた東南アジア地域において、原材料から完成品までの現地一貫生産体制を確立する。

 アジア地域の自動車市場では、小型車やピックアップトラックなどの需要が増加しており、同社では自動車向け商品の現地生産の拡大と部品の現地調達によるコスト競争力の強化を図るとともに、現地一貫生産による生産性の向上と安定した高品質の維持により、同地域でシェア拡大を図る。

 同社はこれまで、タイのイースタンシーボード工業団地(ラヨーン県)のNTN Manufacturing(Thailand) Co.,Ltd(以下、NMTイースタンシーボード工場)で、CVJやハブベアリング等の自動車向け商品を生産していた。今回はタイで2番目の生産拠点として、ピントン工業団地にNMTピントン工場を新設し、生産能力の増強を図る。また同じ敷地内に、高い製造技術を持つ高雄工業と、鍛造・旋削を行う合弁会社NTPT Company Limited(以下、NTPT)を設立し、現地一貫生産体制を整える。

 NMTピントン工場およびNTPTは、アセアンと他地域との自由貿易協定(FTA)などを柔軟に活用し、部品や原材料を現地で調達することでコスト競争力を高める。またNTPTは自動車向け商品の半製品を、タイだけでなくインドや将来的には欧州や米州にも供給し、NTNグループの収益向上と同時に、長期化する円高に対する競争力を強化する。