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第9回ものづくりワールド名古屋

 

SKF、マイルドハイブリッド車対応のローターポジショニング軸受を拡充

 SKFは、ローターポジショニング軸受(SKF RPB)製品群にコンパクト設計の新製品を追加した。この新設計は、全ての12Vと今後の48V型ベルト駆動スタータージェネレーターに適している。
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 ベルト駆動スタータージェネレーター (BSG) は、マイルドハイブリッド電気自動車のパワートレイン設計に最もよく使われている構造で、低コストで燃費向上と二酸化炭素排出量を低減する。このユニットは、アイドリングストップ状態からの素早いエンジン始動や、回生ブレーキ、加速時の駆動補助を可能にする。

 BSG電子制御ユニット(ECU)が効率的に動作するにはローター位置や速度の瞬時検出が必須で、ECUに直接統合されたセンサーと組み合わせたローターポジショニング軸受 (RPB)を組み込むことで、確実で経済的に達成できる。

 SKF RPB(ローターポジショニング軸受)は磁気インパルスリングと軸受を併せても軸受単体と大きく変わらない幅寸法となっており、そのためBSG内部のECUに隣接したシャフトの既存の軸受搭載位置に簡単に圧入できる。磁気インパルスリングは外輪のさらに外側に配置されており、通常のオルタネータに対して、センサーの統合によるBSGでのアキシャル方向の寸法増加を最小限に抑制。新しいローターポジショニング軸受は、現行の12Vと今後の48Vシステムに適している。

 SKF RPBは、様々な駆動伝達シャフトや、ベルト駆動スタータージェネレーター、トラクションモーターといった電動化におけるローターの回転角度位置や速度を検出するため、シール付き軸受と磁気インパルスリングを結合したカスタマイズドユニットで、ロバスト性の高い構成によって、強い外部磁場の影響を受けるボンネット内の厳しい環境下においても、確実に検出可能な高レベルの磁気パルス信号を供給できるよう設計されている。