イグス、秒速7mの垂直⾛⾏を実現するケーブル保護管用ガイドチャンネル

 イグス( https://www.igus.co.jp )は、構内物流⽤途での速度7m/sという高速の垂直⾛⾏(昇降動作)可動部でケーブルを保護・ガイドする樹脂製ケーブル保護管「エナジーチェーン」がずれないように保持するためのガイドチャンネル「ガイドライトGLV(Guidelite Vertical)」を開発した。高速稼働での安全性と軽量性、容易な取付けを実現した。開放型構造のため反響による騒音も低減される。

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 エナジーチェーン用のガイドチャンネルは、製造現場で特に⻑距離⾛⾏でエナジーチェーンの上部⾛⾏部分が下部⾛⾏部の上をスライドする場合に使用される。物流では速度が遅い垂直使用が多く、その場合エナジーチェーンは重⼒に従って動くためガイドチャンネルは必要ない。

 しかし近年の7m/sを超える高速条件では、事故を回避するため、エナジーチェーンは安全性を確保する必要がある。従来一般的に使用されてきたガイドチャンネルは板⾦製でカバー型だったが、覆われたままの形状は取扱いが難しく、取付けも手間がかかる。加えて、カバー型は反響空間を形成するため、エナジーチェーンの運転音が増幅されるという問題があった。

 一方で、開発された開放型のガイドチャンネル「ガイドライトGLV」では、超⾼速の昇降用途に、静音⾛⾏と容易な取付け、⾼い安全性をデザインに取り込んだ。

 イグスでは8年前、板⾦やアルミ製チャンネルのデメリットを解消できるガイドチャンネルとしてガイドロックシリーズを発売した。優れた実績をもつこのシステムの部材をいくつか使用し、今回、垂直型専用に新型ガイドチャンネル「ガイドライトGLV」を開発した。

 ガイドロックと同様に、エナジーチェーンをガイドするのに板⾦で覆うことはせずに、⻑さ2000mmの樹脂製開放型ガイドレールを採用している。開放型構造により反響音が低減し、エナジーチェーンが7m/sで⾼速運転する場合でも運転音は低く抑えられる。さらに、振動吸収性に優れ、片手でできる特殊ねじをレールの固定に採用しているため、ねじ受け⾦具が不要。

 部品の落下等によってケーブルまたはエナジーチェーンが損傷した場合、開放型ガイドチャンネルでは迅速な損傷個所の発⾒と損傷部位への容易なアクセスが可能なため、修理作業が素早く容易に⾏える。樹脂製レールの採用でチャンネル全体の軽量化につながり、搬送コストが低く抑えられる。