空スペース、エコマラソンでADBの7.5%燃費向上を実証

空スペース 空スペースはスポーツサイクル向けのADB(自律分散式転がり軸受)をエコカーの燃費を競うエコマラソン競技用のハブベアリングとして、長野工業高等専門学校(長野高専)へ供給し、従来ベアリングからADBへの交換だけで7.5%の燃費向上を実現した。

 長野高専ではADBをハブベアリングとして搭載した車体でエコマラソン長野に出場、1404 km/Lの大会新記録で優勝し、10月1日に行われた全国大会(Honda エコマイレッジ チャレンジ 2016)でも1770 km/Lで3位入賞を果たした。

 ロードバイクなどスポーツサイクルのハブベアリングでは、接触式シールのほか、ボール同士の接触を防ぐ保持器などが抵抗の要因となっていたが、これに対し空スペースでは、保持器を使用せずにボール同士を自律的に分散させることにより、転がり本来の軽い動作を実現したADBを開発。これに、グリースに替わるナノダイヤコートによる潤滑と、転動体へのセラミックボールの採用で、より一層の転がり抵抗を削減している。
ADBADB

 今回使用したベアリングはオレンジソフトから販売している、スポーツサイクル向け6901(軸径12 mm)。

 なお、空スペースでは、このスポーツサイクルホイールや電力貯蔵用フライホイールにADBを搭載して、東京都江東区の東京ビッグサイトで10月31日~11月2日に開催される「新価値創造展」に出展する(東2ホール M-134ブース)。

 空スペースでは、回転機械の差別化アイテムとしてADBを評価中の顧客に対し、製品やライセンスでの提供を加速させていく考えだ。