ダイセル・エボニック、PEEK 樹脂が医療器具向け極細チューブに採用

 ダイセル・エボニックのPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)樹脂「ベスタキープ-J」が、日ビの内視鏡処置具、カテーテルなどメディカルデバイス用の極細高精度チューブに採用された。

 国内外における最先端の医療現場では、処置具を用いた内視鏡検査や治療が著しく進化してきている。内視鏡処置具にはこれまで、代表的な特徴の一つであるフレキシビリティが要求されてきたが、最新の検査や治療方法においては同時に耐キンク(耐折れ、曲がり)性のある適度な剛性も求められている。

 ベスタキープ-Jは、独エボニック社製PEEK樹脂をベースに、ダイセル・エボニックが開発製造する日本オリジナルのPEEKナチュラルグレードで、細径チューブなどの精密押出成形に適した加工性を持つ。その高い耐薬品性と適度な剛性、弾力性により、最先端の医療現場のニーズに対応できる。

 また、その優れた摺動性により、多筒構造を要求される内視鏡処置具やカテーテルにおいても、内外筒でベスタキープ-Jとフッ素樹脂など異質材を同時に採用することにより、安定した摺動性が得られる。

PEEKPEEK 樹脂「ベスタキープ-J」製 メディカル用 極細高精度カテーテル/チューブ(提供:日ビ)