プラントメンテナンスショー開催 設備管理技術が多数展示

 「第41回プラントメンテナンスショー」(主催:日本プラントメンテナンス協会、日本能率協会)が7月19日~7月21日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開催された。軸受・潤滑管理関連では以下のような出展があった。

 RMFジャパンは、オイル清浄度モニタ搭載型の高精度フィルトレーションシステム「IoT対応型 スマートフィルタⅡ」を展示した。絶対ろ過精度0.5μm、β値β2≧2300を誇る高精度ろ過ユニットが搭載された清浄度モニタが潤滑油中の汚染粒子を計測し、オイル劣化センサがオイル清浄度をセンシング、油の汚染・劣化状態がリアルタイムに表示されるほか、IoT対応型コントロールBOXでモニタリングしたデータを遠隔監視・一元管理できるためプロアクティブメンテナンスが可能になることをアピールした。
RMFジャパンRMFジャパン オイル清浄度モニタ搭載型の高精度フィルトレーションシステム「IoT対応型 スマートフィルタⅡ」

 旭化成エンジニアリングは、回転機器の状態監視を電源盤で行える電動機電流診断装置「GA-500」を展示した。電動機電源ケーブルから電流信号を検出、電源波形に含まれる脈動(振幅変調)から電気的・機械的異常の特徴周期を抽出する検出原理により、水中ポンプ、軸流ファン、放射線管理区域設備といった、直接センサの取付けが不可能、あるいは困難な環境にある機器設備の状態監視が行える。モータの電気的異常だけでなく、転がり軸受の摩耗などの機械的異常や、ポンプの流体的異常などを検出できることを謳った。
旭化成エンジニアリング旭化成エンジニアリング 電動機電流診断装置「GA-500」

 新川電機は、"価値ある振動データをIoTプラットフォームへ"をコンセプトに 、機械の異常発生時の振動解析や始動/停止時のデータ収集に適したポータブル振動解析システム「Kenjin」をはじめ、障害物の影響を受けにくい920MHz帯無線を採用し障害物のあるプラントでも利用できるワイヤレスセンシングシステム「e-SWINS」、さらには状態監視で集めたデータをタブレットなどで確認でき、効率的で素早い問題解決につなげられるクラウド型モバイル振動監視システム「Machine Fitness System」などを紹介した。
新川電機新川電機 「価値ある振動データをIoTプラットフォームへ」を提唱

 鉄原実業は、AE(アコースティック・エミッション)センサ搭載ベアリング診断器「MHC」を展示した。対象回転数:35~70000rpmの「スタンダードモード」と同0.25~60rpmの「スーパースローモード」の二つの診断モードの採用で、モータ、ポンプ、ファン、ギヤボックスなど低速から高速までプラント内の様々な回転機器の軸受診断に1台で対応できる。また、AEセンサによって振動診断では検知困難な微小破壊を早期発見できるほか、統一パラメータの採用で専門的な知識を必要とせずに軸受診断ができることを示した。
鉄原実業鉄原実業 AEセンサ搭載ベアリング診断器「MHC」

 ナブテスコは、オイル診断計2種を展示した。「ODSハンディタイプ」は、オイルの色を測定し、オイルの酸化劣化・異物混入の状態を数値化する。Bluetoothでスマートフォンと接続、スマートフォンアプリでデータ・グラフを表示できる。「WIOハンディタイプ」は、オイルの劣化をもたらす油中の水分量「水分活性値(aw)」を微量から測定できる。CSVファイルでデータ保存、USB経由でPCにデータ出力できるほか、閾値の任意設定が可能。これら予防保全ツールにより、機械・設備のトラブルを未然に防止できるとした。
ナブテスコナブテスコ 「オイル診断計WIOハンディタイプ」