ジェイテクト、工作機械主軸用 グリース潤滑低昇温アンギュラ玉軸受を開発・量産

 ジェイテクトは、工作機械主軸用軸受「ハイアビリーシリーズ」の性能向上を目的として、保持器形状を最適化し、回転時の昇温を抑えた「グリース潤滑低昇温アンギュラ玉軸受」を開発、国分工場で量産を開始した。国内外の工作機械メーカー、スピンドルメーカーなどに対し、開発品が工作機械の主軸組立時の生産効率向上、ワーク加工精度向上、軸受交換周期の向上に貢献できることをアピール、2億円/年の売上を目指す。
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 工作機械主軸が昇温すると、主軸の熱膨張によりワーク(工作物)の加工精度が悪化する可能性があることから、主軸用軸受には、低昇温化が求められている。また、軸受の潤滑方法としては取扱いの簡易性・主軸構造の簡素化の点からグリース潤滑が広く採用されているが、主軸を組み立てる際に、グリースをなじませるために試運転(なじみ運転)させる必要があり、生産効率を高める上で、なじみ運転時間の短縮が課題となっている。
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 ジェイテクトでは今回、軸受の設計を見直し、これらの課題に対応する製品の開発に成功した。

 開発品では、①保持器ポケット形状の最適化、②内輪と保持器との間のすきま最適化によって、低昇温化となじみ運転時間の短縮を実現した。
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