イグス、紫外線耐性を強化したすべり軸受用新材質を開発

 イグスは、太陽光発電機のように⻑時間紫外線に晒される環境で使用されるすべり軸受用に、新しい樹脂材質「イグリデュールJ UV」を開発した。開発材は、非常に優れた紫外線耐性や、低摩擦係数、耐湿性等の特性を備える。ソーラーシステムの非常に滑らかな運転や無潤滑、⻑期間の耐久性を実現する。

190118イグス

 太陽光発電機に限らず屋外用途では厳しい環境条件でも⻑期間問題なく機能することが不可⽋。⾼耐久、⻑寿命、さらには低コストという要件が、例えばソーラータワー発電所やパラボラトラフ型集光装置、パネル調整用の回転軸のベアリングなどで求められる。

 イグスでは、こうした用途に対応できる材質として、耐摩擦性・耐久性に優れた従来材質「イグリデュールJ」をアップグレードした「イグリデュールJ UV」を開発した。開発材は、持続的な直射日光下での使用に適しており、安定した紫外線耐性を誇りる。イグスの全すべり軸受製品と同様、固体潤滑剤を含有しているため無潤滑・メンテナンスフリーで、埃や汚れに対する耐性も優れている。

 また、耐食性や耐薬品性にも優れるため、湿気やその他の環境要因も障害にならない。無潤滑運転下でも摩擦係数が低く、スティックスリップ現象もごくわずかなため、ソーラー産業に共通する超低速度のトラッキング(太陽光追尾)システムに非常に適している。一方で、秒速1mを超える⾼速動作にも対応。いずれの場合も摩擦は非常に小さく抑えられるため、スティックスリップ現象が回避される。

 同材質製のすべり軸受は、フランジ型またはスリーブ型のいずれも軸径20mmまでのサイズで提供可能で、同社ではユーザーの要望に応じて、既存の「イグリデュールJ」の標準寸法や特殊形状品の形でも提供していく。